就職の面接の場面では、必ず志望動機を聞かれます。
「あなたの志望動機を教えてください」
「何故、他にも同業者がいるなかで弊社に応募されたのですか?」
「自分で開業しようとは考えなかったのですか?」などなど。
これら志望動機に関する質問から圧迫面接めいた質問に変わっていくこともあり、面接を受ける側からすると、この志望動機というのはかなり返答に困る問題でもあると思います。
その職種に対して、絶対にこの仕事をやりたい、昔からの夢だったという人は、志望動機を用意していることもありますが、漠然と「ただあこがれたから」「おもしろそうだったから」といった理由を、志望動機として面接官に答えるのも気が引けます。
探偵へ就職する場合でも、この志望動機を聞かれることになります。探偵という特集な職業柄、何か特別な志望動機がなくてはいけないのだろうと思いこんでいませんか?
そんなことはありません。
探偵会社へ就職する場合の志望動機も、他の仕事へ就職する場合の志望動機も、そこまで大きな違いはありません。
「小説に登場する名探偵にあこがれました」
「探偵という職業にすごく興味があったから」
「誰か人の役に立ちたい仕事をしたいと思ったときに目についた」
「自分の能力がここで活かせそうだから」
といった志望動機を、丁寧にオブラートにくるんだ内容で十分です。普通ですよね。
これらの志望動機を探偵に答える場合は、就職後の自分がなりたい立ち位置のビジョンもしっかり持っておくと、探偵側としても安心して雇うことができると思います。
どのような志望動機があるのか、それは実際に面接をする就活者の数だけあるので、一概に全ての志望動機が良いということはありません。
なかには「浮気をされて許せなかったので、自分で浮気の証拠を見つけるため」と少し特殊な志望動機を持って、探偵へ就職する人もいます。