探偵が守るべき個人情報の保護とは

探偵という仕事に対して、
「人の情報を調べる仕事なのに、個人情報は大丈夫なのだろうか」
と不安や疑問を持つ人もいるかもしれません。

たしかに、探偵は依頼者の相談内容や調査の記録など、非常に慎重に扱うべき情報に触れる仕事です。
そのため、探偵にとって個人情報の保護は避けて通れない大切なテーマです。

ここでは、探偵が守るべき個人情報の考え方について、わかりやすく見ていきます。

探偵は人の秘密を扱う仕事です

探偵の仕事では、依頼者が抱えている悩みや家庭の事情、対人関係など、表に出したくない情報に触れることがあります。
また、調査の中では対象者に関する記録や写真、報告書などを作成することもあります。

このように、探偵の仕事は依頼者、調査対象問わず人の秘密と深く関わる仕事です。
だからこそ、情報の扱いには細心の注意が必要になります。

守秘義務の意識はとても大切です

当然のことですが、探偵は、業務の中で知ったことを軽々しく外に話してはいけませんし、話しません。
依頼者が安心して相談できるのは、「この事務所なら秘密を守ってくれる」という信頼があるからです。

もし、相談内容や調査内容が外部に漏れるようなことがあれば、依頼者に大きな不利益を与えてしまう可能性があります。
探偵にとって守秘義務は、仕事をするうえでの根本的な責任の一つだといえるでしょう。

一般的な「個人情報」とはなにか?

個人情報は保護するべきものとして、法律で守られています
では、世間一般でどんなものを指すのでしょうか。

「個人情報の保護に関する法律」においては、「生存する個人に関する情報で、氏名、生年月日、住所、顔写真など、特定の個人を識別できる情報」とされています。
また、それだけに限らず、メールアドレス、身体のデータ、公的な身分証などに割り振られている番号なども含まれます。

加えて、他人に公開されることで、当人が不利益を被る情報(過去に受けた犯罪被害、犯罪の経歴、障害、病歴、人種など)は特に注意して守られるべきものと定められていて、手に入れるにも本人の許可が必要となります。

探偵の扱う個人情報にはどんなものがあるのか

先ほど挙げた法律上の個人情報は、探偵が扱う情報のいろいろなところに含まれます。

たとえば、

このような情報は、どれも非常に慎重に管理しなくてはいけません。
特に報告書や写真などは、探偵業務の成果物であると同時に、重要な個人情報でもあります。

情報の管理まで含めて個人情報保護です

個人情報の保護というと、「口外しないこと」だけをイメージする人もいるかもしれません。
しかし、本当に大切なのはそれだけではありません。

書類をきちんと保管すること、データをむやみに共有しないこと、関係者以外が見られないようにすること、保存しておくべきでないものは手順に従って破棄することなど、日常的な管理の積み重ねも大切です。

つまり、探偵の個人情報保護とは、秘密を守る意識と、資料を適切に管理する意識の両方があってはじめて成り立つものなのです。

探偵を目指すなら知っておきたいこと

探偵になりたいと考えている人は、尾行や張り込みなどの仕事に興味を持つことが多いと思います。
ですが、実際には情報を丁寧に扱う意識があり、それを行動に反映できることも、とても大切な資質です。

どれだけ調査の技術があっても、個人情報を守る意識が低ければ、依頼者から信頼される探偵にはなれません。
探偵という仕事を考えるなら、技術面だけでなく、守秘義務や情報管理の大切さもあわせて理解しておく必要があります。

探偵は、個人情報や人の秘密に深く関わる仕事です。
そのため、情報をただ扱うのではなく、慎重に守る責任があります。

これらの責任を理解しているとを示していくことで、少しでも依頼者の不安を取り除くこともとても重要です。
そうした意識が、信頼される探偵につながっていくのではないでしょうか。