探偵になるためには、探偵事務所、または興信所へ入って調査の技術を学ぶ、または先ほども紹介をした探偵学校に入って、探偵の技術または基本的な知識を勉強するといった手段があります。
確かに探偵になるためには、これまで説明をしてきた調査業務に必要となる技術を身につけることがは大切なことです。
しかし、探偵になるということは技術だけではない、他に知っておくべきことがあります。
それは、昨今でも個人情報の保護が何事でも必要とされており、情報を知られたことで、犯罪に利用されてしまう。または情報から犯罪に巻き込まれてしまうといったことが多数起こっています。
そんな中で探偵もまた、情報を取り扱う情報企業として存在しており、情報の取り扱い一つを間違ってしまうと依頼者の命に関わることもあるのです。
すべての探偵業者は、探偵業の業務の適正化に関する法律によって、情報の守秘義務と保護が義務付けられています。
みだりに情報を他人に教えたり、またはその情報をもとに、依頼者の不利益となるような行為をおこなった場合には厳しく罰せられます。
そして、探偵が気が付かず、間違って情報を集め、その情報が犯罪に利用された場合にも厳しく罰せられるのです。
情報を取り扱うという覚悟と責任が探偵業には必要となるのです。